「鍼を打つ時どんな感じなんですか?」
「ここが響く場所だって何でわかるんですか?」
と聞かれることがあります。
これは、感覚的な部分が大きいので、非常に回答に困ります。
ですので、一度ブログで回答をまとめてみようと思います。
が、非常に難しいですね。
「施術は頭でやるものではなく、手でやるもの」と考えているのと、
感覚の経験や知識は、言葉の範囲外じゃないですかね・・・
弱音を吐きつつまとめて行くのですが、
患者さんに鍼を打っていく時には、自分の体に鍼を打っている時と照らし合わせながら打っています。
この辺の話をしましょう。
鍼灸の学生時代に全身のたいていの場所には、自分で鍼を打ちました。
背中の真ん中とかは、授業で同級生に打ってもらいましたが。
腰や首は自分で打ち、様子を見ながら深めにしてみる。ということを夜な夜なやっていました。
日課として、トレーニングをして 風呂に入って 自分の体に鍼を打ったりストレッチをしたり。
上手く行かない時は、授業で先生に聞いてみて、自分で自分の体を調整してみる。
そんな学生生活でした。
その時には、顎のずれや片頭痛・右肩の脱臼癖と腱板損傷があったので、かなり打ちました。
痛む箇所を追いかけて打ちまくり、頬から突き抜けて歯茎に当てたりもしていました。
これは今思えば、視点がズレていて痛い割には効果が無かったです・・・
自分で触ってみて、打ってみて、感じてみて、ちょっと横かなと、また打ってみて。
この経験値が、今に生きていると思います。
ちょっと脇道にそれた話を
以前に、仲間内で勉強会をしたりしていました。今はちょっとお休みをしています。
学生時代に外部講師として教えて頂いた先生の考え方や手技が私には非常に肌にあっていて、それを継続して磨いていきたい。知見を集め体系化していきたい。などの気持ちがあったので企画していました。が、なかなか難航してしまったのです。
そこで一旦、習ったこと・私なりに研究したことをまとめていってみています。平たく言うと、私の「虎の巻」を作ってみています。その一部分をブログにあげていっているわけです。
今回のは、虎の巻へ書く内容が多い内容だったかな。施術者向けかな。という感じがあります。「効く・効かないツボ」「効くではなく、」「取穴の鍛え方」「良い取穴をした時は、」など、私の先生に教えて頂いた 奥の深ーい話 を思い出しました。
ちなみに、現在の虎の巻の項目としては、
前段として・・・守破離について
1.島式経絡按摩の復習 1-1準備 1-2基礎練習 1-3手技実習
2.実際に使ってみての所感 その他使ってみて効果的だった手技の型・考え方
3.合気道と按摩技法の比較 (重なる部分と正反対の部分)
4.患者問答集(もみ返しの解釈 など・・・)
といった感じです。この内容が濃く多くなってくる頃には、何かに使えるといいのですが。
今回は結構長くなりました。こんな感じで、また来週。