お世話になっております。
流星館 加藤です。
寒い日が続いていますね。体調に気を付けて。体力に余裕をもって行きたい時期です。
最近私は、休日になるとサウナと銭湯に欠かさず行くようにしています。
これで、寒さを乗り切るつもりです。
さて、
腰痛の患者さんがよく口にされる話として、「反り腰」や「腹筋が弱いから」というものがあります。
もちろん、そうした説明が当てはまる方もいます。
ただ、私自身が臨床で見ている時に、その2点を主な原因として考えたことがあまり多くありません。
今回は、一般的によく知られている「通説的な反り腰と腹筋の話」と、
それとは少し違う、私が臨床でよく見かける腰痛の一つのパターンについて、書いてみようと思います。
「腹筋と反り腰」のシリーズは本編3本とおまけの1本の予定です。
今回は第一回目 「よくある通説の確認」
通説的に語られる「反り腰」と腹筋の関係について
腰痛について調べていると、
「反り腰」や「腹筋が弱いこと」が原因として挙げられることをよく目にします。
この考え方は、運動指導や姿勢改善の分野で広く使われているもので、
実際に参考になる方もいます。
ここでは、一般的にどのように説明されているのかを整理してみましょう。
反り腰とは、どのような状態か
一般的に「反り腰」とは、
骨盤が前に傾き腰椎の前弯(カーブ)が強くなっている状態
を指すことが多い言葉です。
立った姿勢を横から見たときに、
・お腹が前に出て見える
・腰の反りが強い
・背中が反り気味に見える
といった特徴が挙げられることがあります。
腹筋が関係すると言われる理由
一般的には、反り腰の背景として筋力のバランスが説明されることが多くあります。
よく挙げられるのが、次のような考え方です。
腹筋(特に腹直筋や腹横筋)が弱い
→骨盤を後ろから支える力が不足する
→その結果、骨盤が前に傾きやすくなる
→腰椎の前弯が強くなり、反り腰の姿勢になる
このような流れで、「腹筋が弱いと反り腰になりやすい」と説明されます。
硬くなりやすい筋肉として挙げられるもの
同時に、次のような筋肉が「硬くなりやすい」「強く働きやすい」として説明されることもあります。
・腸腰筋
・脊柱起立筋
これらの筋肉が固くなることで、骨盤が前に引っ張られる・腰が反りやすくなる
と考えられています。
勧められる対処法
この通説的な考え方からは、次のような対処が勧められることが多くなります。
・腹筋のトレーニング
・体幹の安定性を高める運動
・腸腰筋や腰まわりのストレッチ
いわゆる「コアトレーニング」や「腹筋を鍛える」というアプローチは、この流れから出てきたものです。
この考え方が使われている場面
このモデルは、姿勢改善の指導やトレーニングや運動療法、一般向けの健康情報など、幅広い場面で使われています。
分かりやすく、運動指導につなげやすいという点で、多くの人に共有されてきた考え方と言えます。
まとめ
反り腰は骨盤の前傾と腰椎前弯の増強として捉えられる。
腹筋の弱さや体幹の安定性がその一因として説明されることが多い。
という整理になります。
この考え方は、とても分かりやすく実際に役立つ場合もあります。
次の記事では、
こうした通説を踏まえたうえで、臨床での私の視点について触れていきます。
