お正月も半分を過ぎました。
1月の20日からは『大寒』です。
寒さ対策は万全ですか?

どうも、院長でございます。
お正月にはよくお年寄りがもちなどを喉に詰まらせたなんて事が取りざたされますね

そこで今回は食べ物を喉に詰まらせないための予防についてお話してみたいと思いま
す!!

乳幼児や高齢者は、ごはんやパンなどにも要注意!
乳幼児は、臼歯がないため食べ物を細かく噛み砕く能力が未発達であり、また高齢者
は嚥下機能が低下したり歯がぬけていると噛みにくいことから、食べ物による窒息が
おきやすいのです。
気道が3〜6 分間閉塞されると死亡することもあります。
餅は、昔から高齢者にはよく喉に詰まる食べ物として知られていますが、ごはんやパ
ン、粥にいたる穀類もリスクが高いです。
高齢者は口の中が乾燥しやすく、食べ物を飲み込む力も低下しているため、ごはんや
パンを大きな塊で口に入れるとつまりやすくなってしまいます。

その他にも魚介類や果実類、肉類など、幅広い食品が原因になることも。成人の健康
な人にとっては当たり前に食べられる食品も、乳幼児や高齢者にとっては食べ方を気
をつけないと、命とりになる場合もあります。
喉に詰まるリスクを減らすには?
食べやすい大きさにして充分に噛むこと、また食事の際はなるべく誰かがそばにいて
注意して見ていることが大切としています。
■高齢者の場合

・だ液の分泌も少なく、咀嚼機能が低下するので、以下のような食物形態に注意が必
要。
・加熱してもやわらかくなりにくいもの(いかやたこ、きのこ類など)
・硬いもの(ナッツ類など)
・厚みのないもの(海苔やレタスなど)
・粘りがあり、固まりやすいもの(パン、ふかし芋など)
・繊維の強いもの(青菜類など)
・口の中が乾燥すると詰まりやすいので、水やお茶などを摂りながら口中をしめらせ
る。
・きちんと噛むことができるように入れ歯などの調整をする。
今の時代は、家族だけで、乳幼児や高齢者のお世話をするとは限りません。様々な人
が関わる場合、全員がこういった内容や喉に食べ物が詰まった時の応急手当なども併
せて知っておくことが大切だと思います。
お食事は楽しく、事故には気を付けましょう。